妹
ぼくには 妹が ひとりいます
ぼくが 6才のときに この世に生まれました
色白で 髪は黒く
手足はすらっと 細く長く
その体は そよ風にさえ なびいてしまいそうで・・・
でも 揺るぎない心で立つ その姿は
どこか 女神のようにも見えて
ふり返ると いつも きみは微笑んでいる
だけど ぼくは妹と いちども話したことがない
だって きみは・・・
この世に生れて すぐに亡くなってしまったから
ぼくが12才のときに はじめて知った
母が こどもを産んだことの記憶がない
たぶん 小さかったぼくには
そのことが あまりにもショックだったのだろう
その事実を 記憶の中からすべて消し去ってしまった・・・
その事実を あらためて知ってからは
ぼくは ひとりっきりの さみしさに 耐えつづけた
この星で ひとりぼっちに なってしまったかのように
きみを思うたびに さみしさだけが込み上げてきて
どんなに逢いたいと思ったことか・・・
でも 数年前
知り合いの霊能者の方に
はじめて 妹のことを聞いてみた
亡くなった妹のことを説明して
「 今まで 妹に なにもしてあげられなかった・・・」
「 妹は なにをして欲しいと思ってるのか 知りたいです 」
すると 霊能者の方が 言いました
「 生きているだけで それだけでいい・・・ 」
妹の言葉を聞いた瞬間
ぼくの中の すべての思いが 涙となって溢れ出た
それ以上 言葉はいらない
その言葉に ぼくを思う妹の気持ちが すべて入っていた・・・
ずっと ぼくの側に居てくれたんだね
きみを思うたびに 泣いてた夜も
いつも きみは 微笑みながら
そっと やさしく 見守ってくれたんだね
体をもって 生きる喜びよりも
見守りたい人がいた
魂だけになってでも それを選んだ・・・
きみは ぼくの妹だけど
あなたの魂は ぼくの お姉さんだね
きみの姿は見えないけれど
ぼくが きみの名前をつけるとしたら
きみの名前は・・・
『 凛 』
どうかな・・・ 気に入ってくれるかなぁ?(*^^*)
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凛ちゃん。。。。
兄でもあり 弟でもあるhakuを
時々 クッキーのカラダを借りてみたりしながら
いつも 見守っているんだね。。。
じゃあ 生きて幸せにならないとね

投稿: mariana | 2012年11月14日 (水) 12時52分
少しでも長く 生きたいです

投稿: haku | 2012年11月15日 (木) 23時21分